長野県千曲市冠着橋 初めての横断測量
2021年As-1実地テストが進み、河川の流量測定も行いました。今回はAs-1初めての河川の横断測量をリポートします。
そもそもこれまでの河川測量は、3-4人が現場でゴムボートを空気を入れ測量を行い、また移動を繰り返すため、時間もかかり大変な作業でした。
地上はこれまで通り、マニュアルの計測を行いますが、河川部分の計測はAs-1がすべて担います。
前回の流量測定では、10m感覚で計測していまいしたが、横断測定では観測点が50mおきと広くなったとはいえ、いわば面の測定をするので、細かく、精密な測定をするため、時間もかかります。
マルチドップラービーム(ADCP測定器)をAs-1に搭載して川底をセンサーでくまなく測定していきます。
リアルタイム計測をするので、空白箇所を再度計測するなど、無駄のない測量ができます。
とはいえ、マップ情報とのズレがあって、ポイントを狙えなかったため、マニュアル運行を行うなど、課題が見えてきました。
今回の測量でAs-1を使用することによって、作業時間も期待できる上、何より無人で作業できるため、急流でも船から人が転落する恐れのない安全性が確保できることがわかりました。
【横断測量概要】
作業時間 2日
川幅 約20m
水深 3.8m/s
風速 8m
流速 3.6m/s
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